訓練では、みんなのおうちの方がすぐに引き取りに来てくれます。
ところが本当の大地震の時は、すぐに引き取りに来てくれる子もいれば、なかなか引き取りに来てもらえない子もいます。
なかなか来てもらえないと「どうして来てくれないの?」「なぜ連絡くれないの?」と思ったりするかもしれませんね。
大地震の時はどんなことになるかというと・・・
- 電車やバスが動かない
- 道が混んで早く歩けない
- お仕事先で「すぐに帰ると危ないから留まるように」と言われる
それですぐのお迎えが出来ないことがあります。また、おうちの方がすぐに連絡したいなと思っても
- 電話でも、スマホでも、連絡が取れない ということもあります。
2011年311の時どうだったか、多くの皆さんは知りませんが、ひとりだけ「抱いてもらって避難したよ」とお話してくれました。
そこで、その日会社にいた人のお話を聞きました。
仕事場のキャビネットが2mぐらい移動しました。帰ろうとしたけれど電車もバスも動いていませんでした。なので歩いて帰ってきましたが、道は人であふれていて、なかなか前に進めず随分時間がかかりました。
そんな状況になるかもしれません。
早く来てほしいなと思いながら待って、待って、やっとお迎えに来てくれました。
さあおうちに帰りました・・・おうちの中はどうなってると思う?・・・・・
そこで、災害時トイレのお話。
みんなで、エルガーハウスのトイレを、災害時トイレにしてみました。
そして、ちゃんと使ってみてくれた子がいましたよ。
ありがとう! これまでやって、本当の訓練ですものね。
おわりに、しっかりと聞いてくれた皆さんに、防災の絵本と、区の防災パンフレット,それから
区の備蓄品のクラッカーなどをお渡ししました。